N&Sってなんの事?
最初この商品を目にした時、NとSって何の事?と疑問に思いました。(SとMならわりと詳しいんですけど…)そんな時、偶然、道端で寝転んでいた杜氏に聞いてみました。「N&Sってどういう意味よ?」と。すると彼は流暢に鼻くそをほじりながら答えてくれるではありませんか。「Nは苦味。Sは渋み。」それぞれの頭文字から命名したそうです。
何故、苦味渋味を前面に打ち出した酒を作ったのかは、↓の杜氏のブログに書いてあるので、退屈でひとりジャンケンしている時にでも読んでみてください。
Pureシリーズとは表裏の関係性
おもしろいのはPureシリーズなどのレギュラー商品と同じ、米・麹米・精米歩合でありながらレギュラーシリーズとは全く別の味であるというところ。
「飲みやすさ」をテーマに醸しているレギュラーシリーズに対して、このN&Sは「苦味渋味を前に押し出した搾りたての荒々しさ」をテーマにしています。まさに表と裏。美女と野獣。月とスッポン。五里霧中。
開栓直後、シュワシュワとした発泡感。そしてすぐに感じる渋味。でも不思議なことに喉を通過する頃には程よい旨味。「すげーな!これ!やるなー!結人!」なにより味が良い。「どんどん飲めるワー。」
ちなみにこのN&S。結人を造り始めた初期の味に近い物があるそうで「醸す度に初心に戻れるよー」と杜氏が言っておりました。